十全看護専門学校 概要

教育内容

誠の精神

本校は学是である「誠」の精神に基づいて教育内容を構築しています。


教育分野・教育課程のご案内

基礎分野

「唯一掛け替えのない個人」としての人間を尊重できる人間性と科学的思考を育むことができる内容となっています。また、国際化や情報化社会に対応できるカリキュラムとして英語コミュニケーションと情報倫理と情報処理があります。

基礎分野


【情報倫理と情報処理】

実習病院が電子カルテとなっているため実習に出る前に学びます。

【英語コミュニケーション】

教科書にとらわれない生き生きとした会話を楽しんでいます。

【教育課程】

科学的思考の基礎 物理学/統計学の基礎/情報倫理と情報処理
人間と
人間の生活の理解
生命倫理学/教育学/心理学/文学/英文法/英語コミュニケーション/保健体育

専門基礎分野

人間の健康に関連する内容となっています。
人体の構造と機能や病気の成り立ちを学ぶことにより、看護師に必要な観察力、判断力を強化します。
主に十全総合病院の医師やコメディカルスタッフが講師です。
 
専門基礎分野1
専門基礎分野2


【教育課程】

人体の構造と機能 人体の構造と機能 I 総論/血液・造血器/循環器
人体の構造と機能 II 呼吸器/消化器/内分泌・代謝/免疫(アレルギー・膠原病)
人体の構造と機能 III 神経/腎泌尿・生殖器/女性生殖器
人体の構造と機能 IV 運動器/皮膚/眼/耳鼻/歯
人体の構造と機能 V 演習
生化学
疾病の成り立ちと回復の促進 疾病と治療 I 総論/血液・造血器/循環器
疾病と治療 II 呼吸器/消化器/内分泌・代謝/免疫(感染症)
疾病と治療 III 神経/腎泌尿・生殖器/女性生殖器
疾病と治療 IV 運動器/皮膚/眼/耳鼻/歯
感染と生体防御
微生物と感染症
薬理学
栄養学

健康支援と社会保障制度

健康支援と保健活動
社会福祉
関係法規 I 生活者の健康に関する法規
関係法規 II 看護に関連する法規と諸制度

【学生の声】基礎分野・専門基礎分野の学習について(1年次)

  • 解剖生理学(人体の構造と機能)や基礎看護技術等が、対象と結びつかなかった。
  • 講義や演習がどんどん進み、追いつくのに精一杯。
  • 最初の頃は、勉強についていくのが必至で、看護師に近づいているのか不安な学校生活だった。
  • 教室で学習、実習室で演習をして技術を習得するが、上手くいかない時は、「自分が看護師に向いているのか?」と不安になった。
  • 人体の解剖や疾患の理解、看護技術の学習で、“何故?”という根拠が重要なことを学んだ。
  • 学ぶ内容が多くて難しく、ついていくのが精一杯だったが、看護の勉強はとても楽しかった。

専門分野 I

看護師に最も大切な看護の基礎を学びます。 対象に合わせた日常生活の援助や診療の補助の知識と技術、そして態度を講義と実習から習得します。

専門分野Ⅰ


【教育課程】

基礎看護学 看護学概論/対象把握の技術/看護過程/生活行動援助技術 I / 生活行動援助技術 II /生活行動援助技術演習/診療の補助技術 I /診療の補助技術 II /臨床看護技術演習 I /臨床看護技術演習 II /基礎看護学実習 I・II

【学生の声】専門分野I 基礎看護学実習(1年次)

  • 最初の実習では、とても緊張したが、患者さんに「ありがとう」と言ってもらって嬉しかった。
  • 最初は、患者さんと何を話そうかとか一から悩んでいたが、徐々にコミュニケーション能力もついて、話しながら今日はどんな看護をしようかと考えられるようになった。
  • 社交的な自分。コミュニケーションは得意なので大丈夫だと思っていたが、情報収集で不用意な質問をして、相手を傷つけないだろうかと考えると、上手く話せなかった。
  • 看護学校に入学するまで、誰かに注意されたり、叱られたりすることは少なかったが、実習中は「怒られてばかり」記録も出来なかった。実習中に先生がいないと不安になり、辛いことがたくさんあった。しかし、実習が続く内に、何故注意されたのか、どう改善すればいいのか考えられるようになった。
  • 寝たきりの患者さんのシャワー浴
    「楽しみですね」と言ったら、「大勢の人に裸を見られて恥ずかしいよ」と。羞恥心を伴うことを改めて感じた。淡々とするのではなく、そういう思いを尊重して関わることが大切と知った。
  • 意識障害・麻痺のある患者との関わり
    自分の技術の未熟さを痛感!! 看護師さんが患者さんの状態からニードを見極めて臨機応変に対応する姿、患者さんと目を合わせながら日々関わり、笑顔にできる姿をみて看護の素晴らしさを知った。

専門分野 II

健康に問題がある対象の看護を学びます。 疾患や障がいを持った人が一日でも早く健康を取り戻すことができるように治療法と体と心の支えになれるような援助方法や指導の技術を習得します。
 
〈写真〉
日本お手玉の会 新居浜泉川支部の皆さんと、お手玉を楽しみます。

専門分野Ⅱ 老年看護学実習工


【教育課程】

精神看護学 精神看護概論/精神に障がいをもつ人の理解/精神に障がいをもつ人の生活と看護/精神看護演習/精神看護学実習
老年看護学 老年看護概論/健康問題のある高齢者の看護/高齢者の生活行動援助技術/老年看護演習/老年看護学実習 I /老年看護学実習 II
成人看護学 成人看護概論/急性期にある成人の看護/回復期にある成人の看護/慢性期にある成人の看護/がん看護、終末期にある成人の看護/成人看護演習/成人看護学実習 I /成人看護学実習 II
小児看護学 小児看護概論/小児の健康問題/健康問題のある小児の看護/小児看護演習/小児看護学実習 I・II
母性看護学 母性看護概論/周産期の生理とハイリスク状態/周産期の看護/母性看護演習/母性看護学実習

【学生の声】専門分野II 成人看護学実習(2年次)

  • 急性期実習
    「早く退院して仕事に戻りたい」という患者さんに、疾病と同時に社会的側面、生活背景も踏まえて看護を実践していくようになった。
  • がん看護について
    患者の訴える“痛み”は、癌性疼痛だけでなく、様々な苦痛がある。患者・家族のアセスメントから、疼痛緩和・家族看護が患者を支える。環境調整の大切さを学んだ。
  • リハビリテーション
    患者の「機能回復」のみでなく、「住み慣れた家に帰ってからの生活」に着目して実施する。チームアプローチで、生活背景や患者、家族の思いに沿うことも、看護に不可欠なこと。

【学生の声】専門分野II 精神看護学実習(2年次)

  • 身体的に問題はない患者さんにどう関わるのか、指導者の助言をもとに考える中で、看護者の関わり方が患者に与える影響が大きいことを知り、今までとは違う角度で考え学ぶことができた。
  • 関わりが難しくとても緊張した。しかし、諦めず時間をおいて、患者さんのペースで関わり続けることで、自分の緊張も解けていった。やりがいを感じた。

【学生の声】専門分野II 老年看護学実習I・II(2・3年次)

  • 高齢の方は「その人らしく」生活できるようになることが、「健康」や「生きがい」に繋がる。
  • 構音障害を持つ患者さん
    一生懸命聞く、「もう一回いいですか」と聞きなおす、目を見てジェスチャーを見る等して、 言語的・非言語的コミュニケーションを交えての会話で、耳を傾けることの大切さを学んだ。
  • 意思疎通困難・不穏の強い患者さん
    基礎看護学実習で学んだコミュニケーションやミトン使用の工夫をした。今の患者さんの思いを知って関わること、その人の社会背景、在宅での生活状況の理解が必要で、そのためには職種を超えた情報共有が大切。
  • 認知症の患者さん
    受け持ち時、拒否や暴力があって、どう関わるか戸惑った。認知度の把握ができておらず、何を拒否しているのか、患者さんの思いや不安にも気づいてなかった。助言をしてもらって、関わる内に、少しづつ拒否もなくなり、退院する時、私の頬に触れながら涙で「ありがとう」と言われた。その人の理解力を知って関わることの重要性を学んだ。

【学生の声】専門分野II 慢性期・終末期看護(3年次)

  • 基礎看護学実習Ⅰ-②(1年生の終わりの実習)の時、受け持ちの患者さんが亡くなられた。
    初めて、人の死に直面した。看護師という仕事の厳しさ、過酷さを思い知った。患者さんの ご家族から、「看護師は常に死と向かい合う仕事で辛いけど、あなたなら大丈夫。私が入院したらあなたに見てもらいたい。だから頑張って」と励まされた。
    看護を目指す気持ちが強くなった。
  • 誤嚥性肺炎の患者さんとの出会い
    治療や生命維持のためではなく、“食べること”が好きな患者さんの思いを尊重する看取りの看護を経験。患者さんへの最善の看護を目指した広い視野が必要だと思った。
  • 国家試験直前に、母を亡くした。
    涙が止まらない私の側に来て、ただ無言で背中をさすってくれた看護師さん。意識が戻らない母に、優しく声をかけ、髪の毛を編んでくれた看護師さん。家族の気持ちが初めてわかった。
    「人に寄り添う看護」を知ることが出来た。
  • 実習中に受け持ち患者さんが死亡
    毎日色々と看護していたが、あの時もっとこうすればとか、他にできることはなかったかと次々考えた。自分にとっては数ある内の一つだが、患者さんにとっては初めてのことばかり、終末期なら1日1日が大切な日である。自分も必死に出来る限りのことをしなければならないと実感じた。

【学生の声】専門分野II 母性看護学実習(3年次)

  • 切迫早産の妊婦さんとの出会い
    切迫徴候を「妊婦の体の声」として一緒に聞きながら対応。初心に戻った実習だった。
  • 生活習慣が整わず母乳育児にも自信が持てない褥婦さんとの出会い
    乳頭浮腫への対応、痛みが少ない乳房マッサージなどできることから関わり、母乳が出たことで、自己効力感を高めることに成功。小さな命の誕生を家族と共に喜び、家族全体が成長できるよう支援したいと思った。
  • 乳頭トラブルがある産婦さんとの出会い
    母乳栄養を望んでいた。展開が早く入院期間も短い母性実習では、指導の助産師さんを巻き込み、患者さんの思いを尊重したうえで関わると解決できることがあると学んだ。

統合分野

他の保健医療福祉チームと協働できるよう、幅広知識やメンバーシップ、リーダーシップを学びます。 また災害看護や国際看護など社会が求める看護師を目指しています。
 
統合分野1
災害看護
防災訓練:3年生が災害本部長を務め、全校生で災害時の避難所設営及び運営の訓練をします。
統合分野2
国際看護(池田載子先生をお迎えして)
国際看護:レバノンやパキスタン等、国際救援活動に参加されている講師をお迎えして、世界の人々の健康に目を向けます。


【教育課程】

在宅看護論 在宅看護概論/在宅看護の実際/在宅看護演習/在宅看護論実習
看護の統合と実践 医療安全/看護研究/看護管理/災害看護・国際看護/統合演習/統合実習

【学生の声】総合分野 在宅看護学実習(3年次)

  • 健康支援や保健センター実習について
    病気になる前から、人の健康を支援することの大切さを学んだ。保健師を目指そうと思った。
  • 訪問看護ステ−ションでの実習を終えて
    日常生活と看護が近いと実感。「患者さんが望む生活、以前の生活に戻っていける看護」がしたい。
  • 筋委縮性側索硬化症の患者さんとの出会い
    自分では動かすことのできない身体を支えた時、手に感じた「重み」。それは、進行する難病の恐怖と闘いながら生きている患者さんの心の苦痛・不安の重さ。忘れてはいけないと思った。
  • 認知症の患者さんとの出会い
    その人に合った看護、その人らしく生きることを支援することの難しさを知った。終末期のその患者さんは、担当の看護師さんのことを「この看護師さんは、本当の思いを言える人だ。」と言っていた。私も、そんな看護師になりたい。

臨床実習

本校は隣接した十全総合病院が主たる実習病院です。
(写真は十全総合病院です。)

十全総合病院


【実習施設】

 本校の実習施設は、16施設。
 保健所を除く全ての施設が、新居浜市内にあり、大変恵まれた実習環境です。
十全総合病院 基礎看護学実習・成人看護学実習・老年看護学実習
小児看護学実習・母性看護学実習・統合実習
十全第二病院 精神看護学実習
愛媛労災病院 母性看護学実習
愛媛県立新居浜病院・十全保育園 小児看護学実習
新居浜市社会福祉協議会・上部高齢者福祉センター
新居浜市老人クラブ連合会・デイサービスセンターゆとりーさ
総合福祉施設やすらぎの郷きぼうの苑・ハートランド三恵
老年看護学実習
訪問看護ステーションたかつ・訪問看護ステーションしののめ
若水訪問看護ステーション・西条保健所・新居浜市保健センター
在宅看護論実習
各実習施設では、指導者と共に患者さん(利用者さん)と関わり、現場の看護を学びます。